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技術についていくのが難しいネットワーク
ネットワークスペシャリストは、本当に難しかった。
何よりも最新の技術が試験に出るため、実務で経験してないと、なかなか大変だと思う。
実際、ネットワークの設計を業務で担当したことはなく、システム障害の時に、どんな経路でトランザクションが流れたかを追うときに意識したくらい。
そういう時は、だいたい単純な障害でなく原因不明として、プログラミングを担当したメンバーから報告が上がり、システム全体として1つ1つの経路を確認していったりする。
ネットワークはさわって学ぶのが一番早い
実務の経験はないが、自宅のネットワーク環境で仮想lanを作って遊んだりしたのも、役に立っていると思う。
不安な場合は、自分でやってみると良いかも。
お手頃なレイヤー3スイッチも出ているので。
この試験を受けた理由としては、アーキテクト試験と同じで、システム全体を設計できるスキルを持っていると証明したかったから。
試験では、ネットワークの設計スキルを求められるが、シンプルなネットワーク環境であり、基礎知識を得れば解けると思われる。
現実の世界では、クセのあるネットワーク環境も沢山あると思うが(笑)。
コレガ CO-BSW08GTXVL2(ネイビー) 法人向け ギガビットスイッチングハブ 8ポート
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ネットワークスペシャリストに合格する秘訣
【基礎知識】…まずは、これが大事。
概念や装置の仕組みなどは、しっかり覚える必要有り。
以下のキーワードは、完璧にマスターする。
L3/L4スイッチ、仮想化...VLAN。 無線LANの仕組み、DNS、メールサーバ、認証、暗号化。 セキュリティの時事問題。
【応用力】…実際の業務のように考えられるスキル。
例えば、システムのリプレイスに伴うネットワークの設計しなおし、もしくは増設、障害発生、などである。
システムの開発や運用に携わっていたエンジニアであれば、実際に重要なことはわかっているはず。
ただ、その技術を知らないとムリ。
ここは、過去問を何度もやって覚えていくしかない。
例えばネットワークトラブルであれば、
・ルーティング失敗による不通
・ループによるダウン
・アドレス重複
・一部使えない、か、全面停止か。
その障害の対策として、何をすれば良いか。 暫定策と恒久対策。
例えば、機器の増設、設定の追加、などの対策。
それでも、今の運用に影響をきたさないようにしないといけないので、問題文を読み直して、制約の確認が大事。
今回、勉強に使った書籍はこれら。
■教科書…普通の勉強のように、ノートにまとめたりして覚えた。
『ネットワークスペシャリスト合格教本』で基本知識
ネットワークスペシャリスト合格教本 平成27年度 |
■問題集…何度も紹介しているが、これが最高だと思われる。
ICTワークショップ社の「情報処理技術者試験学習書 (情報処理教科書)」
午後問題の解き方が分かりやすい。さらに何年分の過去問が付いてる。
解答だけでなく、解説も分かりやすい。一番のおすすめ。
ネットワークスペシャリスト(2015年版) [ ICTワークショップ ] |
3ヶ月前から勉強の計画を立てる
午前Ⅰ試験の免除があるので、勉強期間は2ヶ月として立てたが、
もし、午前Ⅰ問題もあったり、初めて受験するなら3ヶ月前から始めたほうが良い。
例えばこんな感じ。
8月:基本知識の勉強… 参考書を使って、いわゆる概念や用語などの暗記系の勉強。
9月:試験問題の勉強… 前半は午前問題、後半は午後問題を中心に解いて、解き方を覚える。
10月:本番に向けて過去問題の勉強… 過去問題を通して実施。漏れなく勉強しておく。
今回は、2ヶ月の勉強期間のうち、最初の1ヶ月は教科書を使った基礎知識の習得。
後半の1ヶ月は、応用力として過去問中心の勉強を実施。
勉強時間は、いつも同じで、平日は週の2~3日で帰宅後の1~2時間。
土日は半日くらいとれるといいが、2~3時間というところだった。
そうすると、だいたい6~8時間/週の勉強時間を取れる。
そうはいってもなかなか時間も取れないので、試験の前の金曜日は会社を休んだ。
平日に出来なかった勉強をキャッチアップして試験にのぞむと良い。
これで、何とか合格になるはず!