今回、データベーススペシャリストに合格したので、合格までの道のりを紹介。
目次
いつでもデータベースはシステムの中心
データベーススペシャリストは、取っておいて損のない資格だと思う。
最近は、ビッグデータやデータサイエンティストといった言葉が誕生し、流行りの一面のように聞こえるかもしれないが、もっともっと昔から、データベーススペシャリストというのは、カリスマ的な輝ける職種だった。
例えば、オラクルのゴールドを持っていれば年収一千万円は固い、と言われた時代もあった。もう20年くらい前かな。
それだけ、データベースはシステムの肝ということ。システム開発プロジェクトでも無くてはならない技術者の位置付けである。
データベースがわかるとビジネスもわかる
また、データベーススペシャリストのスキル分野として、社内のデータを整理して、データモデルを考えるところがある。これは、自分で新しい業務モデルを考える時にも使えるスキル。つまり、経営者的なポジションについても、有効な知識だと思う。
資格試験について言えば、データベースの根底にある数学的な知識は必要。基本はリレーショナルデータベースの知識。
ただ、データベースの技術は、落ち着いてきており、ネットワークスペシャリストなどに比べたら、試験は楽な方かと思われる。
論文もないので、記述式の練習を頑張ればそう難しくないと思われる。
頑張って取得しよう!
データベーススペシャリスト合格する勉強方法
今回、H24システムアーキテクトの合格後、午前免除のために、H25春データベーススペシャリスト、H25秋ネットワークスペシャリストと連続して受験したが落ちてしまっていた。 ようやく、H26春データベーススペシャリストに合格した。
前回は1か月くらい前から始めたので、あまり準備が出来なかったのが敗因。
「データベーススペシャリスト」は2つの本で勉強した。
①教科書的なもの:TAC公式教材の合格テキスト
②試験対策の問題集:翔泳社の情報処理教科書
【基礎知識】
システムアーキテクトの時も同じように、2冊使った。
実務を行っていれば、良い悪いの感覚、閃きは有ると思うけど、論理的に導けないので、まずは①の教科書でお勉強。
概念や用語などは、しっかり覚える必要有り。正規化や、SQLなどは、業務で使うので問題ないと思うが、業務で使わないような多次元の考え方などは勉強しておかないといけない。
わからない用語や初めて知る理論などを勉強する。
【応用力】
データベースのスキルとして、必要な正規化やデータモデリングは、普通に出来るようにしておく。
データベース担当として、システム開発に携わっていたエンジニアであれば、特に改めて勉強するようなことはない。
ただ、解答するにあたってのクセみたいものが有るので、慣れておく必要がある。
そのため、数年分の過去問を②で勉強。
②はWEBサイトから10年分くらいの問題と解説がダウンロードできるのでとても助かる。
ちなみに、過去問は必ず解説付きが良い。
教科書を読んだだけでは、ほぼ解き方がわからない。
②は、機械的に”候補キー”を列挙する方法など、試験対策としてはバッチリ。
今回は、午後Ⅰが難しかった。
勉強の計画を立てる
午前試験の免除があるので、だいたい勉強期間は、2ヶ月で見込んだ。
もし、午前問題もあったり、久々に受験するなら、3ヶ月前から始めたほうが良い。
2ヶ月の勉強期間のうち、最初の1ヶ月は、基礎知識の習得。後半の1ヶ月は、応用力として過去問中心の勉強を行った。
勉強時間は、平日は、週の2~3日で帰宅後の1~2時間。土日は半日くらいとれるといいが、2~3時間というところだった。
そうすると、だいたい6~8時間/週の勉強時間を取れるはず。
そうはいってもなかなか時間も取れないので、試験の前の金曜日は会社は休んだ。
そこで、平日に出来なかった勉強をキャッチアップするため。
いつもギリギリで焦っているので、次回は着々と準備しておきたい。