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再開発プロジェクト(2)

PMO体制について。 旧プロジェクトの要員は、いったん解散して、コアメンバーと、プログラミングに精通しているメンバーを中心に、体制を再構築する。 人数的にも、進め方的にも、難易度の高いプロジエクトになるので、推進者を集めて、PMOという体制を取ることにした。

今回、改めてPMOについて調べてみた。
 

●PMOの必要性
複雑化するプロジェクト環境の中で、プロマネ1人に意思決定を依存する限界がきている。
例えば、50人規模の会社を想像すると、社長1人で人事、総務、財務、経理を担当することはなく、それぞれの部門に長をおき、組織的に経営を行うものである。 また一方で、世界的にプロマネ不足の状況があり、統率力や経営知識に必ずしも十分な経験を得ていないプロマネが任命されることも多い。
このような背景から、組織的プロジェクトマネジメントの必要性に迫られて、自然発生的に普及してきている。

●PMOの効果
PMOの活動には以下の3つの効果を期待する。
①各プロジェクトの可視化
プロジェクトの状況を知るためには管理情報が必要である。
PMOは、進捗管理、課題管理、リスク管理、予算管理、変更管理、障害管理など、様々な管理プロセスを導入することで、プロジェクトを可視化する。また、プロジェクト内に対して、プロジェクト管理の必要性と効果について説明を行い、 ”管理されることの重要性を腹落ちさせる”ことも重要である。
②コミュニケーション効果促進
プロジェクト推進におけるコミュニケーション量は膨大である。
PMOはコミュニケーション量をコストと捕らえ、コミュニケーションコストを削減しつつも効果を高める施策を実行していくことが期待させる。
③意思決定支援
多くの場合、プロマネは、迅速な意思決定を求められる。
そのためには、プロジェクトの状況をリアルタイムに把握して必要な情報を収集することが重要である。PMOは正確な情報収集を行って、プロマネに意思決定を促すことが期待される。(作業をPMOが担う事で、プロマネの考える時間を捻出してあげる。)


●PMOの組織フレーム
PMOの役割から大きく3つにわけられる。
・参謀型PMO
・管理実行型PMO
・事務局型PMO
….などなど、後半は割愛。

そもそもプロジェクト組織は、硬直的な官僚組織機構では対応できないビジネス環境に対応するために生まれたものなので、それを支援するPMOはより一層柔軟な対応を求められる。とのこと。

今回、非常にわかりやすいPMOの説明を得たので、この書籍はお勧めする。

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