またまた、ソニーについてのお話です。今回は、Xperiaのラインナップについての思いです。ラインナップへの思いは強いです。なぜなら、買い換えようとしたときに、やはり価格と機能と、用途を天秤にかけて選択するのに、とても悩むからです。
ソニーのXperiaシリーズは、これまで「1」「5」「10」「Ace」と複数ラインで展開されてきました。 しかし実際のところ、Aceシリーズは日本専用色が強く、最新の「Xperia Ace III」を最後に新モデルは登場していません。さらに「Xperia 5」も存在意義が薄れつつあり、ラインナップ全体が複雑でユーザーにわかりにくい状態です。
販売も不振だということもあるので、一度ラインナップを絞り込んで、Xperiaはシンプルに──「Xperia 1」と「Xperia 10」の二本柱に整理してはどうでしょうか。
Xperia 1 は「プロ仕様」で
Xperia 1 シリーズは、ソニーのカメラ技術やシネマワイド4K OLEDディスプレイを搭載し、映像や音楽を“作る人”に向けたプロ仕様のスマホです。
20万円を超える価格帯ではありますが、それは「プロの道具」としての立ち位置であり、GalaxyやiPhone Proと同じようにハイエンドユーザーに届ける存在です。
Xperia 10 は「ノーマル=標準モデル」に
一方でXperia 10 シリーズは、Snapdragon 6 Gen 3、5000mAhバッテリー、防水防塵、microSD・イヤホンジャックといった実用的な仕様を備えています。
これまで「廉価版」と見られがちでしたが、実際には日常利用には十分すぎる仕様を持っています。
ここを「廉価版」ではなく 「ノーマル=標準モデル」 として打ち出すことで、ユーザーに「安心して選べるスマホ」という印象を与えられるはずです。
ただし、リフレッシュレートやカメラ性能、充電速度など、競合に劣る部分は改善が求められます。
2ラインのシンプル構成
このように再構成すれば、Xperiaラインナップは非常にわかりやすくなります。
| ライン | モデル例 | ポジション | ターゲット |
|---|---|---|---|
| Pro | Xperia 1 | プロ仕様・ハイエンド | クリエイター、ハイエンド志向 |
| Normal | Xperia 10 | 標準モデル・安心の選択肢 | 一般ユーザー、日常利用層 |
複雑なラインを整理し、二本柱にすることで、ブランドの立ち位置がクリアになり、販売戦略もシンプルに展開できるでしょう。
結びに
「Xperiaは高すぎる」という声は、端末そのものの質を否定しているわけではありません。
iPhoneなどを見ると、標準モデルがあっての、高機能版=PROがあるので、Xperia も、Xperia1はプロ仕様だというイメージにすれば、Xperia10(5でもいいですが)はスタンダードな機能に集中できるため、もっと売れるのではないか、と素人ながらも考えをもちました。
Xperia 1=プロ、Xperia 10=標準モデル という二本柱を明確に打ち出せたら、だいぶイメージが変わるのではないでしょうか。
──ソニー大好きな1人のお客としての意見でしたが、この思いは、ソニーさんに届くかな?